■ ただひたすらに乙女ゲを語る

相変わらずやってます。乙女ゲ。
で50本以上のタイトルをやった身として、言えるのは「金額と中身がつりあってないゲームが多すぎる」って事です。
ちょっとしか萌がなくて２日でフルコンプ出来る絵も下手なゲームが普通に7000円越えとか、ありえないじゃないですか。
でも乙女ゲはそれが普通。ものごっつ普通。

正直廉価版の2800円ぐらいが妥当なゲームが大半です。
まあそれでも私はすぐ終わるんで暇つぶしも兼ねて、好きでやっちゃうんですけどね(^^;


最近は一般ゲに忙しく、やったのは去年の終わりから年明け初めぐらいなんですが、５本ほどやったのでその感想を。

■　トゥルーフォーチュン　★★★

去年の9月末に7000円前後で発売されたギャルゲメーカーの作。
乙女ゲは流通量が少ないんで中古でもそうそう値が下がらないんですが、発売から間もないと言うのに近所の中古屋で大暴落の2400円。しかも未開封品で数量限定CDまで付いてきた。
どんだけ売れなかったんだよw

ある程度の評判は知ってたし、この有様じゃ全く期待できないなぁってな気持ちながらプレイ開始。
つまんねーっつーほどつまらなくもなく、面白いっつーほど面白くないってカンジでした。

話題は山ほどあるのにどれもこれも短すぎて、萌えきれないよ……
立ち絵が若干変。そして塗りはひどい(^^;
私あんまり塗りとか気にしないんですが、この1枚の塗りに10分かかってるかどうかも疑わしいレベルの塗りはプロの仕業とは思えないよ～。

なまじ陰影のあるきれいな背景だったので、人物の物凄い立体感のないぺらっぺらさが浮き彫りになってました。

スチルはきれいでした。顔崩れてないし立ち絵よりかっこいいし、全オープンさせる気になりました。
スチルを見るとがっかりする事の多い乙女ゲ界では非常に貴重かと思われます(^^;

ところでOP曲のタイトル「ウラナイ・ハナサナイ・カエサナイ」を「ウクライナ・ハサウェイ・カエサル」と読んでました。


不良：最萌。助けに来てくれるところがかっこよかった！
あの場面のスチルいい。
ただそれも含めてスチルの大半が横顔だったのが残念です。

生徒会長：ビジュアル的にはかなり好みなのに、思ったほどはハマりきれなったなぁ。
遊園地デートは良かった。EDであんな金持ち御曹司にかしずかれるのも気分良かったです。

幼馴染：なんかちょっと煮え切らないけどいいヤツと言う印象。
が、その後主人公の胸が成長してないとか言う、配慮をかいた発言に引いた。
主人公の部屋の家捜ししようとしたところで更に引いた。
ただこんな男はリアルにいそうだとは思いました。



■　ユアメモリーズオフGS　★

これもギャルゲメーカーの女性向け作品。
私的には乙女ゲ史上最も衝撃的なゲームでした。

だってさ、萌える箇所が一箇所もなかったんだぜっ!!!!!!
いや待て、どっかに一箇所ぐらいはあるだろとなぜか焦ってフルコンプしてみましたが、やっぱりなかった……
驚いた、真剣に驚いた!!乙女ゲじゃねーよ、これ～～～～。

どんなにつまらないと思ったゲームでも一箇所二箇所は好きなシーンがあるのに、このゲームには一切なかったです。
痴漢から助けてもらうシーンとかもあるのに、不思議と全然萌えない。

難しい事はよくわかりませんが、多分シナリオがすごいレベルで平坦なんだと思います。
まったく盛り上がらない。ただ淡々と淡々と話が流れてEDみたいな。


あと私はBAD　EDなら主人公が死のうが攻略対象が死のうが、主人公がマッドになろうが、世界が滅ぼうが全然気にならない性質なんですが、初めて例えBADでもこのEDだけはありえねぇというBAD　EDに出会ってしまいました。


攻略対象A「お前（攻略対象Bの事:もちろん男）さえいてくれれば海（主人公:プレイヤーキャラ）は要らない」


攻略対象Aが攻略対象Bに取られました………

最悪。これ書いたヤツは何考えてんの？BLはBLゲーム内でお願いします。



■　プティフール　　★★★

オトメイトというセンスのかけらもない社名の乙女ゲ乱発会社の作。

キャラの会話とか結構笑えました。思ったよりは悪くないな～とは思いましたが、これまた恋愛にまつわる会話が短くて萌えきらない。
しかもストーリーは1本道。
6人落とそうと思ったら、延々同じストーリーを6回も見なければならない。
スキップがいちいち止まるシステムの癖にこれ本当につらい。

レストランが舞台なのに料理のカットインが全くないって言うのも開発期間の短さゆえの手抜きとか言いようがないです。
あと主人公がオーナー代理という割りに、バイトで雇われたウエートレスぐらいの感じしかしなかったです。



■　薄桜鬼　　　★★★☆

オトメイトの良ゲー、との噂を聞いてやってみた。
びっくりした。これが……良ゲー………？
つまんなくもなかったけど言われるほどよく出来てもないと思う。
どんだけ他のオトメイトの作品つまらないんだよｗ

新撰組を描いたとしても中途半端、羅刹を描いたとしても中途半端、肝心の恋愛も中途半端と言う印象です。
EDまでもが「今日は生きてるが明日には死んでるかもしれない」ってなんだこのどっちつかずのすっきりしない半端さ加減は。

つーかこれわざわざ新撰組にする必要あったの？
最初っから羅刹隊って言う架空の集団でいいと思うんだけどな。
あとなんで山南さんがずっと「さんなん」さんなの？
愛称なのは知ってるが、新撰組とは全く関係ないほぼ初見の人まで「さんなんけいすけ」って言ってたよ。
史実と違って彼がマッドだったから「やまなみけいすけさんとは別人ですよ～」っていう遺族への配慮？
だったらやっぱり最初っから新撰組にしなければ（略）。

なんかやばい状況になっても「じゃ、羅刹になればいーんじゃね？」ぐらいの気持ちにしかなりませんでした。
新撰組の持つ儚さとか、生き様とかあんまり感じなかったなぁ。
設定詰め込みすぎでどれも描ききれてないです。

と散々こき下ろしましたが、絵はきれいだと思います。
ストーリーも個別ルートでそこそこおもしろいかもしれません。
あと非攻略の近藤さんがとても愛すべき人で、皆に慕われてるのがよくわかります。
攻略キャラたちは私には萌どころが少なかったので、あんまりハマれませんでした。

千景：ものっそい好みだったんだけどな～。
この凶暴な敵がどうデレるか楽しみにしてたのに、ノーマルEDのオマケみたいなストーリーで大がっかり。

土方：「鬼の副長」が仲間思いのただのいい人にしか見えませんでした……

さの介：唯一まともなハッピーエンドだった。



■　ひめひび　★★★☆

主人公が勝気であまり評判良くないみたいです。
確かに結構なケンカ腰で時々イラっとしますが、言われてるほど私は気にならなかったなぁ。

割りに面白かったです。
ただストーリーが2個１で3ルートなんだよね～。この辺はちょっといただけない。

忍を見た時、これは私の乙女ゲ史上最萌キャラになるかも!!!??と思ったものです。
ビジュアルストライク。
しかも執事モードと警備モードがある!!しかも強面に見えてお菓子作りが得意とか、しょっぱなから萌えに萌えて攻略開始!!
そして出てきた忍の第３モード！

寮母モード。


私の渋くてかっこいい最萌キャラがテンション高いオカマ言葉で話しはじめました………………


…やりやがったな、TAKUYO!!!
笑い所だったのかもしれません。でも私はマジでドン引き。
萌えてただけにあのショックは計り知れませんでした……。

TAKUYOのゲームはいつも★をドカンと増やすほどの萌えキャラがいるのに、それと同時に★をドカンと減らす何かがあるんだよな……

まあ結局このゲーム内での最萌の座は忍が死守しましたが、史上最萌キャラではなくなりました。


忍：やっぱり好きです。後半寮母モードにもなんとか慣れました……
　　でも女絡みの話は勘弁です。
　　最後犯人がわかって対峙するあたりの林斗込みの会話は萌ましたｖ

兄：物凄く期待してたんだけどな～。明らかに「弟＞主人公」でなんか途中からどうでも良くなってしまった(^^;

林斗：不良教師は大好物！なはずなんですが、私には自分の都合で生徒に当たる教師は無理でした。